2018年 幻の40cmオーバーを撮り損ねた その2

 それではこれから雪を踏み分けてO沢へ突入する。
 その前に、この沢用のアイテムを紹介する。
 これが、尺岩魚取り込み用のタモ網(玉網)である。

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 網の最横長45cm、写真の網の長さ130cm(最長180cmまで伸びる)の手作りで、沢の水面にいる岩魚も沢の岸上からゲットすることができる。

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 針はアマゴ半スレヒネリ8号でハリスは0.6号、糸は渓匠0.8号である。
 朝飯を食べた場所で着替えてから、心を弾ませて車を運転し、O沢に到着した。
 到着後一目散に、残雪の30cm程残るO沢の奥深くまで突入した。

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 まず、この落差の小さい堰堤下の淵で、当たりがすぐ来た。

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 釣り上げたが、この時メージャーを車の中に忘れてきたことに気が付いた。
 長年の感で、この岩魚は尺までは届かず、27~28cm程度の1匹と確認したところで、即リリースである。
 2~3回この淵の下流の同じような小堰堤や淵で竿を出したが、そこでは当たりが全くなかった。

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 そして、大きな落差があり深い淵となっている堰堤下のこのプールで、ついに大物が掛かった。 
 そのまま引き上げれば糸が必ず切れるし、タモ網を1.8mに伸ばしても沢から上げられるような大きさでないことはすぐわかった。
 そこで竿をうまく操って大物に逃げられないようにしながら、堰堤まで慎重に降りて行った。

 下の堰堤上で、異常な興奮を抑えられないまま、何回か逃げようと粘る大物とやり取りして、とうとう取り込んだ。

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 その時の心の中はこんなで、実物を間近に見たとたん、40cmオーバーの岩魚だと確信した。
 岩魚の顔が古武士のようで、魚体が尋常な大きさでなかった。

 しかし、興奮していたせいで、釣り上げた岩魚を写真に撮る前に、辺りの景色を撮るようなバカなことをしていたため、タモ網に取り込んで堰堤上までいったん上げた超大物は、僕が油断していたすきに大きく跳ねて、釣り針と糸を加えたまま堰堤下のプールに潜り込み、その後二度と現れなかった。

 もっとも、この岩魚もリリースと決めていたが・・・・・

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 どうしても悔いが残ったので、後日「40cmオーバーの超大物」を頭に残っていた記憶の残像で再現したのがこの1枚である。

 この日持って行った玉網の大きさは45cm、大岩魚はそれより3~4cm小さいだけだったと確信している。

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 大物を取り逃がした後も同じようなサイズが上がるような気がして、車から急いでメージャーを持ってきてその瞬間に備えたが、結局この日のその後の釣果は、この可愛い21.5cmの山女魚だけだった。

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