「鎌倉ものがたりと横須賀ストーリー」 その36 猿島探検

 「三笠」の見学を終え、楽しみにしていた東京湾に浮かぶ無人島の猿島に行った。

 猿島に渡る船は1時間毎に出ていて、1300円の往復大人料金を払って20人程の観光客と共に連絡船に乗船した。

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 写真前方が猿島で、三笠桟橋より船で10分程乗って猿島桟橋に到着した。

 猿島は湾内最大の自然島で、観光シーズンは海水浴、バーベキュー、釣り、散策などのレジャーで賑わうというが、僕の行った11月9日はそんな華やかな観光シーズンの賑わいも無く、桟橋には幾人かの観光客がいるのみで、猿島は太古から続く無人島そのものの島となっていた。

 さっそく明治期に造られた旧陸軍・海軍の遺構が残る無人島「猿島要塞」の探検である。

 猿島要塞はすべての施設が岩壁を掘りこんで造られているので、島の外からは全く見えない構造となっている。

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 この右側にある小窓のある部屋は兵舎として使われていた。

 僕が歩いているこの幹道は露天掘りの切通しとなっていて、幹道に沿っていくつかの部屋が並んで造られている。

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 小窓のないこの部屋は弾薬庫として使われていた。

 部屋の隅には井戸のようなたて穴があり、これを使って真上の砲台へと弾薬を運んでいたと思われる。

 切通し道はとうとうトンネルに入ってしまった。

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 僕はおっかなびっくり、誰もいないトンネル内を進んでいく。

 トンネル内にも壁を掘りこんで部屋が造られていて、これらの部屋も兵舎や弾薬庫の他に、司令室や病室として使われていたと考えられている。

 トンネルを抜けて、フランスからカノン砲を輸入して配備したという砲台跡に上がって東京湾を見渡した。

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 水平線上に見える船が、ぼくには欧米の軍艦のように見えた。

 砲台跡の次に、かなりの高度差のある崖を降りて、島の北端にある日蓮洞窟(古代住居跡)に行ってみた。

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 ここでは弥生時代の貝塚などが発見されていて、この中は江ノ島まで繋がっているというウワサもあるが、もちろん真っ赤な嘘である。

 猿島には1時間程居たが、一緒に船で島に渡った方々もその後はほとんど会うこともなく、無人島というワクワク感とそれと背中合わせの恐怖感を味わった時間となった。

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 ここは島の玄関口の猿島桟橋付近に設置されていた発電所跡である。

 この施設は1895年に完成した蒸気機関による発電所で、ここで作られた電気は建物の裏から島の切通しを伝って、島の中央部高台にある照明所に送電されていた。

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