近江街道をゆく その37  外村宇兵衛家を見学 

 外村宇兵衛家は、五個荘商人として活躍していた外村与左衛門の末子が分家して興したもので、与左衛門との共同事業から独立して商いを始めた。

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 五個荘は金堂の街並みを中心に、数多くの映画やテレビのロケ地として使われているが、この外村宇兵衛家もNHKの朝ドラ「べっぴんさん」のロケに使われており、朝ドラに出演した方々を集めた宣伝ポスターが、邸内に貼ってあった。
 この家が建てられたのは万延元年(1860年)で、その年は桜田門外の変があり、幕末の大変な時代の歴史が、この家には刻まれている。

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 建物の大きさは外村繁邸と同じくらいで、部屋の間取りなどもほぼ同じだという。
 外村宇兵衛は東京・横浜・京都・福井などに支店を有し、呉服類の販売を中心に商圏を広げ、明治時代には全国の長者番付にも名を連ねたという。

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 このミシンは、アメリカから取り寄せたシンガーミシンで、当時は余程のお金持ちでなければ買えないものだったという。
 これから、この家のおばあちゃんが寝泊まりして蔵に入っていた商品の張り番をしていたという、30cmもの厚さの扉で仕切られた蔵に入っていく。

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 蔵の中には、外村宇兵衛が商売に使っていたものや、収集した書画や人形などが保管展示されていた。

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 珍しいものでは、NHK朝ドラ「あさが来た」の重要な場面で使われていた五つ玉そろばんが、展示ケースの中に置かれていた。
 なお、外村宇兵衛の本業は高級紳士服地の製造販売ということで、御幸毛織という会社を経営していた。
 これから、作庭当時神崎郡内一番と言われた庭を見て廻る。

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 この近江商人の像は、外村宇兵衛氏の20代の頃の姿をモデルに造ったそうで、後ろの蔵は、先ほど入った蔵である。

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 自慢の庭に入って一通り見て回ったが、神崎郡内一番と言われた庭はその後半分ほどが取り壊され、往時の姿は既になかった。

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 川戸を再度見ながら、外村宇兵衛邸を後にした。



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