最悪の疫病地帯サッドで生活するディンカ族

まず、最悪の疫病地帯サッドで生活するディンカ族野町和嘉氏と一緒に紹介する。
  
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                                     ↑  野町和嘉、彼も探検家列伝に加えたヨ

 野町氏は高知県出身の高名な写真家で、一貫したテーマは、過酷な風土のもとでの人びとの強靭な生きざまへの憧憬であった。

     
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                                           ↑  裸で暮らすディンカ族
            
 ディンカ族、スーダン南部から一部エチオピア東部に住む。ヌエル族やマンダレー族と同様、「牛と共に生きる民」として知られている。
 ただ、スーダンの南北戦争の影響で異文化が流入し、本来の伝統的な生活は崩壊しつつある。
 白ナイルに沿った湿地帯サッドの外側には、現地語でトイチと呼ばれる平坦な平原が果てしなく広がっていた。
 彼等牧畜民は、乾季の間はトイチでキャンプ生活する。トイチは乾期には乾燥して埃っぽいが、雨期には広大な湿地へと変わる。そのために家畜と共に、標高の高い彼等の村へ移動する。
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                                                     キャンプ風景  ↑

 彼らの土地は低湿地のため、暑さに加え、黄熱病やマラリア、アメーバ赤痢、などの風土病が常時発生・蔓延している。外から来た人間なら、簡単にあの世行きとなる世界だ。
 死に至る感染症を媒介する大量の蚊から、家畜と彼ら自身を守るために、一日中牛糞を燃やす。夕方になると、灰の傍で横になり、交互に牛糞の灰を体に擦り付ける。こうすることで、蚊が寄り付かなくなるのだという。(もちろん、牛にも塗ってやる。)
 灰を塗りたくった彼らの漆黒の裸体は白く見えた。
 キャンプでは村人全員に役割分担がなされ、家畜の世話は子供、乳絞りは女、男は外的から家畜を守るなどの役目を果たしている。
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                            牛の膣に息を吹き込み、乳の出を良くしている少年 ↑ 

 牛のためなら命をも惜しまないといわれるほど生活全体が牛に依存しており、戦闘的なヌエル族などは牛を奪うために、ディンカ族を襲撃することもあるという。

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