奈良散歩 その9 大仏殿をまわる 


大仏殿に入ると、10数人程の人たちを対象に、若い男性のガイドが説明を行っているところだった。


このガイドの説明を聞きながら、大仏殿をまわっていくことにする。





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  これが東大寺盧舎那仏像で、現存の大仏の像の高さは約14.7メートル、基壇の周囲70メートルである。

盧舎那仏は聖武天皇の発願で745年に制作が開始され、752年に開眼供養会(かいげんくようえ、魂入れの儀式)が行われた。


その後中世や近世に焼損したため、当初に制作された部分で現在まで残るのはごく一部で、大部分が補作されている。





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   ガイドは盧舎那仏の側面に立って説明している。



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   顔と体の色合いの違いを観光客に見せて、顔が300年前、身体が500年前、足元が1200年前、江戸と戦国と奈良の合作だとわかりやすく説明していく。



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   顔が5mと非常に大きいのは、下から見た時のバランスを計算して造ってあるからで、そう言われてみると、なるほど見上げても立派に見える。

衆生の願いを漏らさず聞き届けてくれるように、耳の長さは2m54cmもある。


鼻の穴の大きさは直径36cmもあり、小学生がするっと入れる大きさとなっている。





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   今度は盧舎那仏の隣に鎮座している虚空蔵菩薩である。

虚空蔵菩薩は広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩で、智恵や知識、特に記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰される。





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 大仏殿の後ろにまわって、続いて広目天の説明となる。

 広目天は四天王の一人であるが、この大仏殿に置かれているのは、この広目天と向こうの方に置かれている多聞天の二つとの説明である。





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  仏像を作っている間に木が足りなくなって、他の二つは頭部だけが作られて、このように設置されている。



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  四天王は持っているものがそれぞれ違っていてそれで見分けるが、広目天は筆と巻物を持ち西の守護神となっている。

 巻物には悪人の名をしたためておき、後で閻魔様に報告に行くので、そういう由来で広目天が手にしている巻物を閻魔帳というのだとの説明である。





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 広目天の足元に注目すると、台座は人間の悪い心が形になった邪気という鬼で、そういう悪い心を許さないという四天王の心意気が現れている。


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