韓の国の旅その27  世界遺産、八万大蔵経板殿を見学  その2

 続いて、蔵経板殿の説明に入っていく。
 海印寺蔵経板殿は、13世紀に作られた世界文化遺産の高麗大蔵経板8万1258枚が保管されている宝庫として、海印寺に現存する建築物の中で最も古い建物。

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 蔵経板殿は、正面15間もなる大きい規模の二軒の建物が南北に並んで配置されている。
蔵経板殿の南側の建物が修多羅蔵北側の建物が法宝殿と呼ばれ、東側と西側には小さい規模の板殿が位置している。
 建物は簡潔な方式で造られ、板殿としての必要とする機能だけ充足させてあり、前・後面の窓の位置と大きさが互いに異なっているのも特徴。建物の美しさと、室内の通風や防湿、適正温度維持、陳列装置などが非常に科学的に設計されている。

 周ガイドはまた、朝鮮初期(1488年)に建設された以後600年間一度も火災や戦乱の被害を被らなかったことがらに触れ、韓国人はこのことを、仏様が蔵経板殿を守ってくれたのだと考えていると説明した。
この事実は奇跡に近いが、周ガイドの話を聞くと、韓国人がいかにこの海印寺を大切に扱っていたかわかってくる。


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 北朝鮮との朝鮮戦争の際、この山の奥に北朝鮮の兵隊が沢山潜み隠れ、夜など出没して農作物を盗んで食べ、事実上寺は北朝鮮軍に占領されていた。
そこで、アメリカ軍は韓国から帰化した司令官にこの寺の爆撃を命じたが、かれは命令に背き別の場所に爆弾を投下し、寺は壊滅を免れた。命令に歯向かった司令官は軍法会議に掛けられた説明を求められた。韓国生まれの将軍は、彼の生まれた国の重要文化財を破壊することは到底できない、また生まれ変わっても自分には出来ないと説明した。その後彼は許され、韓国に戻ってきて、韓国の将軍になったという。

 周ガイドの説明はこの話で一旦終了し、僕らは蔵経板殿への階段を上って、蔵経板殿へ向かった。


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 門の途中に警備員が居て、写真撮影の禁止をうるさくジェスチャーで示した。
 ここからは写真撮影は一切禁止、無論蔵経板殿の見学などなおさら出来ない。
 僕らは門に入るとすぐ左に曲がり、蔵経板殿を横目で見ながら、蔵経板殿前の道を真っ直ぐ進み、そのまま蔵経板殿敷地外に出た。
 その間、5分も経過していない。これで見学と言えるかどうか・・・・。
 もし中を見れると、こんな世界が広がっているという。


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 1枚の経板の大きさが、縦が24cm、横70cm、厚さ4cm、その総数が8万1258枚、圧倒的な数の版木が600年の間ここに静かに誰の侵入も許さず、安置されているのである。
その事実だけで、朝鮮民族の凄さに頭が下がった。

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