奈良散歩 その29 奈良町散策(格子の家まで)


奈良町資料館を出て、通りを左に曲がった。


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  今度の通りは庚申堂のある通りで、これから赤字あ庚申堂、赤字い御霊神社、赤字うならまち格子の家の順に廻っていく。

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  まず、赤字あ庚申堂である。

庚申堂は庚申信仰に基づいて建立される仏堂のひとつで、庚申信仰とは、中国道教の説く「三尸説(さんしせつ)」をもとに、仏教、特に密教・神道・修験道・呪術的な医学や、日本の民間のさまざまな信仰や習俗などが複雑に絡み合った複合信仰である。


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   奈良町の庚申さんの由来だが、庚申縁起によれば文武天皇の御代(700年)に疫病が流行し人々が苦しんでいた時、元興寺の高僧が仏様に加護を祈っていると、1月7日に至り青面金剛が現れ、「汝の至誠に感じ悪病を払ってやる」と言って消え去ったあと、間もなく疫病がおさまった。

この日が「庚申の日の庚申の月の庚申の日」であったという。


それ以来人々はこの地に青面金剛を祀って、講を作って仏様の供養をしたと伝えられている。


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   次に、赤字い御霊神社まで歩いた。

御霊神社は桓武天皇が延暦年間に建立した神社で、南都御霊神社とも呼ばれている。


非業の死をとげたと言われる井上皇后・他戸皇太子・早良親王・藤原広嗣等八神を祀り、国家の安泰と平安を祈祷していた。


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   現在も70ヶ町5000余軒の広範な氏子層を持っていて、健康長寿、家運繁盛、平和の神として広く信仰を集め、例祭では神輿が2年かけて70ヶ町全てを巡る行事が今にまで伝わっている。

その次に、赤字うのならまち格子の家に行った。


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   ならまち格子の家は、奈良町の伝統的な町家で主屋(三室一列型・通り庭・つし二階)、中庭、離れ、蔵を再現している。

さっそく家の中に入った。


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   格子の家はこのように奥行きが深いのが特徴となっている。


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   この格子は、昼間は外から家の中を見えなくする目隠しの役を果たすと同時に、中からは外が良く見えるハーフ・ミラーのような効果を持っている。

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  これは箱階段で、空間を無駄なく使う先人の知恵が生かされている。

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   採光や通風を十分考えながら造られているようで、屋根の吹き抜けも太く丈夫そうな梁を使っていて、ここにしばらく住んでみたくなった。

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