奈良散歩 その52 法華寺 

 平城京跡を出て、次に佐保路(東大寺転害門から西に延びている、平安京の南一条大路から法華寺まで)にある法華寺、海龍王寺、不退寺を見ることにした。
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 まず、平城京跡から10分程の法華寺に向かった。
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 法華寺は大和三門跡に数えられる品格ある尼寺で、もと藤原不比等の住居であったものを、光明皇后が総国分尼寺として建立した。
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 法華滅罪の寺と称し、七堂伽藍を備えて隆盛を極めたが、平安遷都とともに衰え、豊臣秀頼の母淀君によって現在の構えに整えられた。
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 本堂は桃山時代に再建された和様の仏殿で、寄棟造の本瓦葺きで正面7間、側面4間で、1601年に豊臣秀頼と淀殿の寄進で再建された。
 佐保路の三寺はいずれも本尊が観音菩薩で、ここ法華寺の本尊は十一面観音菩薩である。
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 秘仏となっているが、この日は拝観することが出来、しっかりこの目で見てきた。
 ただ、撮影禁止となっているのでネット画像にて紹介するが、この像のモデルは美貌で知られた光明皇后である。
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 本堂の次に、国の重要有形民俗文化財に指定されている浴室(からふろ)を見た。
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 この建物は薬草を使用した蒸し風呂(一種のサウナ)として使用されてきたもので、現在の建築は江戸時代の1766年に再建されたものである。
 元々の歴史は奈良時代に光明皇后が困窮者を救うために建立したとされている。
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 光明皇后は夫の聖武天皇とともに仏教を篤く信仰し、貧者・病人など弱者救済に精を出し「社会福祉の創始者」としても名を残していて、貧しい人々を救済するための悲田院や医療施設である施薬院を設置したとされており、浴室(からふろ)もそのような福祉事業の一環として設置されたものと考えられている。
 15分ほど法華寺にいて、次の海龍王寺に向かった。

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