奈良散歩 その67 法隆寺大宝蔵院 Ⅱ

 ④の百済観音を見終え、東の宝蔵に入った。
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 東の宝蔵では、最初に⑤の伝橘夫人持仏及び厨子を見た。
 橘夫人とは藤原不比等夫人で光明皇后の生母である県犬養宿禰三千代(あがたのいぬかいのすくねみちよ)のことで、厨子内の阿弥陀三尊像は同夫人の念持仏と伝えられている。
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 蓮池を表した銅造鍍金の代から螺旋状に立ち上がった三本の蓮茎の上に蓮華座が乗り、阿弥陀三尊像が安置されていて、三尊の後ろの後屏は浄土の世界を表現している。
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 高さ263.2センチ。厨子は台脚付きの須弥座部と、その上に載る宮殿部の、大きく2つの部分に分かれる。
 須弥座部は格狭間入りの台脚上の四隅に柱を立て、柱間に羽目板を入れ、上下に請花と反花を設ける。
 宮殿部は四隅に厚板2枚をL字形に組み合わせて立ててこれを柱とし、柱間は4面とも観音開きの扉2枚ずつを設けていて、宮殿部の上には天蓋が載っている。
 次に、百万塔を見た。
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 百万塔は764年に称徳天皇が発願され770年に完成したと言われ、百万基が製作されたために百万塔と呼ばれている。
 東の宝蔵の最後は飛天図である。
 法隆寺金堂内部の壁面は外陣の大壁面をはじめ、内陣の小壁などすべてに壁画が描かれていたが、昭和24年に焼損した。
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 この内陣飛天図は火災の前に取り除かれて難を逃れた。
 内陣にあった20面の飛天図は同じ図柄で、花皿を掲げ持った二体の天人が天衣を軽やかに翻して舞う姿描かれている。
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 内陣飛天図で大宝蔵院を終えるが、やはり一番印象に残ったのはこの百済観音だった。

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