「鎌倉ものがたりと横須賀ストーリー」 その4 長谷寺の十一面観音を拝観

極楽寺駅から江ノ電に乗り、再び長谷駅で下車した。

ところで、極楽寺駅と長谷駅の間には、極楽寺坂切通しの下を通っている江ノ電唯一のトンネルがある。

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2013年製作の日本映画で江ノ島プリズムというのがある。
福士蒼汰、野村周平、本田翼の三人が主人公の青春ドラマである。

この映画については、江ノ電に乗って湘南海岸と江ノ島を散策したこの旅の4日目にもう一度紹介するが、この映画の中で時空を越えるタイムリープの場面で、この極楽洞トンネルが使われていた。
つまり、トンネルを通過すると、タイムスリップするのである。

僕の旅ではもちろんそんなこともなく、ひとつ先の駅である長谷駅に、何事もなく到着した。

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長谷駅を降りてからの日程だが、黄線に従って歩いて、まず赤字A;長谷寺を見学し、その後昼食タイムをとって、それから赤字B;高徳院(鎌倉大仏)、そして最後に鎌倉文学館を見学して、ぶらぶらしながら今夜のホテルに帰りつくというものである。

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さっそく長谷駅から普通の速度で歩いて赤字A;長谷寺に到着した。

長谷寺は四季花の絶えることのない様相から、鎌倉の西方極楽浄土とも呼ばれている寺である。
観音山の裾野に広がる下境内とその中腹に切り開かれた上境内の二つに分かれており、下境内にある2つの池と周囲の回遊式庭園は見ずに、すぐに上の境内に向かった。

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 上の境内には上図のように、阿弥陀堂や観音堂や見晴台や仏足石などがある。

 まず、観音堂を見た。

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  ここには長谷寺本尊の木造十一面観音がある。
 長谷寺の十一面観音像は、右手に錫杖を左手に蓮華の花瓶を持ち、蓮華座ではなく岩座に立つという独特の像であることから長谷寺式十一面観音と呼ばれる。

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金箔は足利尊氏が施し、光背は足利義満が納め、徳川家康が関ヶ原に出陣する際に参詣、その後観音堂を修復した。
 あらゆる方向に顔をむけて衆生救済するといわれる本尊はたびたび火災で消失し、これは1538年に八体目として造られたもので、高さは9.18mもあり木造物としては世界最大級である。

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 十一面観音の特徴でもあるが、頭の上に十一の菩薩や如来の怒ったり牙を出したり笑ったりした顔を置き、正面には阿弥陀如来の化仏を戴いている。

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右手には錫杖を持っているが錫杖は地蔵菩薩の持仏で、山へ分け行った時に錫杖の鳴る音が毒蛇や獣から身を守るもので、地蔵菩薩のように自ら困っている人を救いにいく姿を表しており、それは長谷型観音と呼ばれて日本各地で造られていた。

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台座は観音菩薩が普通立つ蓮華座ではなく磐石座といわれるものである。
元は寒冷地の岩であったとも伝えられ、参拝者達は黒光りする観音の足を撫でて願いを込めるのである。
僕もこの足を撫で旅の無事を願って、もう一度神々しい十一面観音の姿を仰ぎ見た。


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