エチオピア南部オモ川流域の先住民族 ムルシ族など

オモ川(Omo River)は、エチオピアの川。
エチオピア南部のオロミア州西部を水源とし、南部諸民族州を通ってトゥルカナ湖へと注ぐ。全長760km。流域全域がエチオピアに属する。

Omo_River


水源はエチオピア高原の標高2000mの地点にあり、そこから500mのトゥルカナ湖へと注ぐ。標高差が激しいため流れは速く、ココビ滝などいくつもの滝があり、船舶の航行はできない。また流れが速いため大量の土砂を運び、トゥルカナ湖にある河口には広大なデルタを形成している。
8月から9月にかけては洪水があり、エチオピア高原の肥沃な土が流域に堆積するため、周辺の諸民族はその上にソルガムやトウモロコシなど穀物の種を蒔き農耕を行う。
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オモ川流域には、様々な民族が生活している。例えば、唇にプレートをはめたムルシ族、牛飛びの儀式で有名なハマル族、身体に独特なペイントを施すカロ族など。

そして「オモ川下流域」は、エチオピアにあるユネスコ世界遺産のひとつとなっている。
エチオピア南西部にあたるこの地域からは、数百万年単位に及ぶ多くの種類の化石人骨が出土しており、そのことが登録理由となった。
また、ここからはホモ・ハビリスが使用した約250万年前に遡る最古の打製石器も発見されている。
1930年代にフランスの調査隊が発掘調査を行ったのが、この流域での最初の調査である。
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その後、数度にわたって発掘が行われた結果、アウストラロピテクス・エチオピクス、アウストラロピテクス・アファレンシス、アウストラロピテクス・アフリカヌス、アウストラロピテクス・ロブストゥス、アウストラロピテクス・ボイセイ、ホモ・ハビリス、ホモ・エレクトゥス、ホモ・サピエンスなど、現生人類に直結するものだけでなく、枝分かれして絶滅したものも含め、様々な時代の様々な化石人骨が多数出土し、古人類学の研究上、極めて重要な一帯となっている。

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