松前街道をゆく(2014年の旅) その10 レストラン五島軒でイギリスカレーの昼食

歴史発見ゾーンでの詳しい展示資料を参考にして、箱館奉行所や五稜郭のこと、箱館戦争のことなどについて書いてきた。

明治時代が始まるまで、北海道は蝦夷地であり、江戸幕府が掌握する日本人以外の人々の住む異国だった。

アイヌ人が居住し、本質的には彼らの土地である蝦夷地を、日本人の手によって名実ともに日本の国にすることが、明治政府の進めた北海道開拓の目的だった。

ここでは、箱館戦争までで、北海道開拓の話はしない。

箱館奉行所の残りの見学コーナーをさらっと見て、奉行所の外へ出た。

イメージ 1

 この箱館奉行所は平成22(2010)に、約140年ぶりに復元された建物である。

この建物を見ていると、榎本武揚が描いた蝦夷共和国の夢が蘇ってくるような気がする。

「喰えなくなった旧幕臣を蝦夷地に移住させ、北方の防備と開拓にあたらせるという夢」の発信基地のようにも見えた。

イメージ 2

奉行所の周りにはりっぱな赤松が並んでいるが、これらは五稜郭建設当時のものということで、国有財産に登録されている。

赤松を見ながら、つかの間の時感旅行(それは140年前の世界への旅なのだが)を終えることにする。

それでは昼食タイム、五稜郭タワーに戻って、二階のレストラン五島軒に入った。

イメージ 3

高くて美味しそうなものもあったが、人気メニューのイギリスカレー(ビーフ)を選んで注文した。

イメージ 4

この五島軒のカレーは初代料理長五島英吉が創始し、二代目若山徳次郎が帝国ホテルで修行中会得したものを基に大正期に完成させた本格カレーとのこと。

五島英吉は五島列島の出身で長崎奉行所の通詞(公式通訳)をしていた。

その後戊辰戦争に巻き込まれて箱館に渡り、榎本武揚や土方歳三と共に五稜郭で戦って敗れ、流転の末五島軒初代料理長となった。

イメージ 5

 五島英吉を偲びながら、イギリスカレーをじっくり味わった。

イギリスカレーは甘過ぎもせず辛過ぎもせず、万人向きで大人の味だった。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント