「鎌倉ものがたりと横須賀ストーリー」 その10 頼朝の城鶴丘八幡宮を散策

 頼朝に連れられて鶴丘八幡宮に入っていく。

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 目の前の橋はかながわの橋100選の一つである太鼓橋で、将軍家が参拝する際はここで輿(こし)を降りた。

 かっては朱塗りだったので赤橋とも呼ばれており、現在は渡ることができない。

 太鼓橋を通り越し平家池と源氏池の真ん中を貫いている表参道を歩いていく。

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 途中で右手の源氏池に浮かぶ島に建てられている旗上弁財天社に寄り道した。

 この社は源頼朝の旗上げのときに守護神として弁財天が現れたということで、頼朝の妻の北条政子が建立したと言われている。

 この社の裏に政子石という祈願石があるということで、それを見ることにした。

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 社の裏には、赤い柵に囲われて政子石が鎮座していた。

 この石は姫石とも呼ばれていて、子宝や夫婦円満、縁結びなどを願う女性がよく訪れるという。

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 政子石から5分程歩いて舞殿に到着した。

 この舞殿は源義経を慕う静御前が舞を披露したとされる若宮の回廊跡に建っており、毎年4月に開催される鎌倉祭りで「静の舞」が奉納されるという。

 鶴丘八幡宮は、やはり頼朝の城である。

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 楼門へ上がる階段の途中にあるこの大銀杏の残骸も、実は頼朝の遺物である。

 この大銀杏の裏に潜み、頼朝の長男で第二代将軍であった頼家の子の公暁が、同じく頼朝の子であり三代将軍となっていた源実朝を暗殺したのである。

 この大銀杏の樹齢は1千年ともいわれ、神奈川県の天然記念物に指定されていたが、平成22年3月10日未明に、雪混じりの強風によって倒伏した。

 高さは推定30メートル、幹の太さは約7メートルもあったという。

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 61段の階段を上がるとそこは楼門で、その奥が本宮となるが、この本宮は写真撮影禁止とのことだった。

 本宮は応神天皇(第15代天皇)、比売神、神功皇后の三神を祭っている。

 ちなみに全国で約11万社ある神社のうち八幡社は約4万社を占め、神社の中では最も多い神社である。

 応神天皇は八幡社の神霊とされている。

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 楼門から鶴丘八幡宮を眺め下ろすと、鎌倉時代を興した頼朝の気持ちが本の少しだけ理解できるような気がした。

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