2018年 えぶり差岳を見ながら釣る その1

 僕の釣り場である関川村は、旧女川村と旧関村が合併して出来た村である。
 その旧女川村には女川が流れ、霊峰光兎山が鎮座している。

 旧女川村を流れる藤沢川や女川の一番の水源となっている山が光兎山で、だからこの山は、旧女川村に生きる様々な生命にとって一番重要な山となっている。

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 今日(4月12日)は、光兎山の良く見える藤沢川と女川の出会いの手前の空き地で朝食、いつものようにコンビニ弁当とみそ汁で済ませた。

 ここから今日の釣り場に向かうが、今日は解禁当初のしばらくの期間は小型のヤマメが釣れ、けっこう楽しめる「吹ノ沢川」という小沢に出かけた。

 この道を真っすぐゆくと荒川に出るが、「吹ノ沢川」へはそのすぐ手前を左折して入っていく。

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 正面に見える山が、旧関村を流れヤマメ釣りのメッカと称されている大石川の源流地の山の一つ、朳差岳(えぶりさしだけ)である。

 標高は1636.4mで日本二百名山の一つともなっていて、今はまだ見えていないが、田植えの頃になると農具の一種の柄振・朳(えぶり)を担いだ人の姿をした雪形が現れることから、この山名となった。

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 朳差岳があまりに綺麗なので、釣りをするのを忘れて「吹ノ沢川」の手前の川北小学校(2010年に統廃合となった学校)の敷地内に入って、桜の花が満開となっている校庭から再度朳差岳を眺めた。

 廃校となっていても、春になれば必ずここの桜は咲く、「国破れて山河あり」の心境である。

 ところで桜だが、新潟県は南北に細長いので、桜が散って半分ほどになっている新潟市と、今が見ごろとなる県北の関川村では開花に時間差が生じ、このことによって渓流釣り師は長期間桜を楽しむことができる。

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 関川村へは国道290号線(勝手に、釣り街道と命名している)を通るが、この街道沿いはどこもかしこも桜の見ごろとなっていた。

 春の一番いい時を長く楽しめることは幸せなことであり、渓流釣り師の特権といえる。

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