因幡と伯耆の旅 その24 大山の宿

大山は標高1,729mの山で、鳥取県および中国地方の最高峰である。
角盤山とも呼ばれるほか、伯耆大山あるいはその山容から伯耆富士とも呼ばれ、日本百名山にも選定されて鳥取県のシンボルの一つとされている。
今日はあいにくの天気で、山頂はおろか山腹の半分もすっかり雲に覆われていて、その秀麗な姿は垣間見ることすらできなかった。
宿の部屋で旅の疲れを癒した後の、今夜の宿である緑旅館の夕食は、今回の旅の中で最高のものとなった。
ご主人は客が僕一人ということで、親切にも食事の間中付き合ってくれた。
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夕食はジンギスカンで、ビールの大びんを飲みながら緑荘の御主人と、司馬遼太郎の「街道をゆく 因幡・伯耆のみち」を引き合いに出したりしながら、小一時間ほど楽しく歓談した。
ご主人の話では、大山の宿泊観光客は以前の半分に減り、ホテルなどの宿舎も半分に減ってしまったという。
夏季の頻発する台風と甚大な交通災害などの影響もあるかと思われるが、それにしても8月のかき入れ時に宿泊客がたった一人というのは寂しい状態である。
ただ、僕にとってはこういう状態になったことで、非常に掛け替えのない時間を過ごすことができ、異常気象下で甚大な被害を受けている中国地方の鳥取県をわざわざ旅した喜びを、猶のこと強く感じることができてうれしかった。
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旅館の食堂から見える夕暮れの風景も、実に見事で心に残った。
大山は古来から信仰の山で、現存する最古の記述は「出雲国風土記」の国引き神話で、大山に縄を引っ掛けて島根半島を引き寄せたと記されている。
いい気持ちで今宵の眠りについたが、この夜はほんとうの熟睡となった。
翌朝は朝飯前に大山の街を散策した。
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この旅館が、泊まった緑荘である。
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そして、黄線の通りを歩いて、ぶらぶらと朝飯前の散歩となった。
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大山寺の方向を目指して坂道を上がって行くが、こんな風景が広がってる。
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ここは大山参道市場辺りで、道を真っすぐ上がって突き当たったあたりが大山寺のようである。
目の前の四つ角を右に曲がってみた。
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その道を真っすぐ歩いていって突き当りに「モンベル大山店」があった。
今やモンベルは、コンビニとまではいかなくとも、どんな場所にも建っているアウトドアショップのようである。
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このすぐ近くに佐陀川が流れているが、その上流風景である。
大山山頂は、今日も見えそうにない。
 

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