甲州街道と佐久平みち その8 山梨県立文学館にて


 せっかく明野まで来たので、アルプスの少女ハイジをモチーフにしたテーマパーク「ハイジの村」に寄った。





10

 アルプスの少女ハイジは動画の方が有名だが、もともとはスイスの作家ヨハンナ・スピリの児童文学作品である。

1880年から1881年に執筆されたもので、原題は「Heidis Lehr- undWanderjahre」(ハイジの修行時代と遍歴時代)、及び「Heidi kann brauchen, wases gelernt hat」(ハイジは習ったことを使うことができる)である。


 ドイツの文豪ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」及び続編の「ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代」からその着想を採られたもので、教養小説としての色彩を持ったものだとのことである。





20

 園内はアルプスの少女ハイジの舞台となったスイスの田舎町風になっていて、花々が咲き誇る風景と西洋的な建物のコントラストが絶妙である。



30

 もともと山梨県立フラワーセンターであったため、園内には様々な花が植えられている。



40

 ハイジの世界を経験した方や子ども連れの家族には楽しいところだが、目的が違うものにとっては単なる時間つぶしとなってしまった。

次の目的地は、同じ場所に建つ山梨県立文学館と同美術館である。





50

 ここまで、距離にして20kmあまり、時間にして40分ほどである。



60

 午前10時40分には到着し、まず山梨県立文学館に入った。



70

 ちょうど会館30周年記念特別展「山と水の文学」が開催されていて、興味を持って豪華な展示資料を堪能した。

 展示内容は、人をひきつける山やそこに源を発して流れている渓流、静けさをたたえた湖や沼などをテーマとして、詩歌や小説や随筆や紀行文などの紹介である。





80

 展示テーマのみ紹介すると、「山と水をうたう」、山梨の山岳会草創期 甲斐山岳会と白鳳会の機関紙、芥川龍之介の槍ヶ岳登山、飯田蛇笏の白骨温泉の旅、田部重治 笛吹川を遡る、大町桂月の八ヶ岳登山、井伏鱒二が川であった人たち、山梨の釣り人たち、野尻抱影が魅せられた雪形、中村星湖―富士山とアルプス、新田次郎の山への思い、描かれた山々、ふるさとの山と川、写真パネルである。



90

 アルプスの少女ハイジには申し訳なかったが、「山と水の文学」は満たされなかった心を満タンにするほど良かった。





ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント